お客様からゲージの依頼を伺うとき、ゲージの材質の選定で悩まれている方が多いように感じます。
お客様に測定ゲージの使用頻度・耐久性等をお聞きすることで、弊社から材質を提案させていただくことが何度もあります。先日、お客様からSUS304でのゲージ製作を依頼されましたが、『SUS304は磁力を帯びず耐食性は高いが非常に柔らかい特性』を持っています。
ゲージの材質で使用するには、
1.摩耗による消耗が激しく精度保持が難しい
2.柔らかく粘っこい材料なので、加工性が悪い
3.打痕等による傷がつきやすい
以上のことから、同じステンレス系統の材料でSUS440CとSUS630を提案させて頂きました。どちらもSUS304と比較して、同等の耐食性と倍以上の硬度を持つ素材で加工性も良好なものです。今まで弊社が納品してきた実績を説明させていただいたところ、お客様に納得していただきSUS440Cで測定ゲージの製作をする運びとなりました。測定ゲージ・検査治具 設計製作(株)ファムでは、お客様に安心して使用していただける高品質なゲージ作りを心がけています。ゲージ製作における素材の選定等でお困りのお客様はお気軽にお問い合わせください。