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はさみ部分を持つゲージの高精度設計のポイント 2 | ゲージ・検査治具 設計製作 株式会社ファム

はさみ部分を持つゲージの高精度設計のポイント 2

Before

ゲージ下部の薄肉部分にたわみや反り、歪みが発生しやすくなり、検証部分であるはさみ部が外に広がる、または内に狭まるという形状変化が起こる。

抜き形状とスリットを持つゲージの画像です。

はさみゲージはその目的に応じた形状から、薄肉部分が存在することが多くなります。薄肉部分には反りや歪み、たわみなど精度に悪影響を与える現象が起こりやすく、形状変化してしまうと検証部分であるはさみ部分の寸法が変化し、安定した精度を保つことができなくなってしまいます。

コストダウン事例

After

薄肉部分の肉を厚くすることで形状を安定させ、大幅な高精度化を実現することができる。

抜き形状とスリットを持つゲージの高精度設計のポイントの解説をする画像2です。

薄肉形状を避けた形に設計することで、反りや歪み、たわみといった現象が精度に影響を与えないようにします。上図の例の様に精度必要部以外の寸法を大きくすることで、形状変化の影響を検証部に与えず、精度を安定して保証できるようにしています。また耐久性も向上します。

コストダウンを目的として薄く、軽くゲージを設計されているケースがあります。しかしゲージは基本的に肉厚形状にし、金属の歪みや反り、たわみといった影響をできるだけ受けないように設計することで、高精度化、長寿命化といったメリットを得ることができます。

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