Before
角がピン角となっている場合は、製作時や使用時 に破損しやすくなり、精度寿命も短くなる。

精密ゲージにおいて、角がピン角形状となっている設計がよくあります。角がピン角になってい ると、ゲージ使用時の破損の可能性が上がり、また安全性にも難があります。ピン角から磨耗し やすくなるため、長期に渡って安定した精度を保つことも難しくなってしまいます。
コストダウン事例
After
検証に不要な部分はピン角を避けてストレー トを設けることで精度が安定する。

ゲージ設計の際は、できる限りピン角部を無くした設計にすることが重要です。ピン角をゲージ の仕様上問題の無い範囲でなくし、ストレート部分を設けることでゲージの精度、安全性を確保 することができます。また磨耗しやすいピン角を無くすことでゲージの寿命についても伸ばすこ とができます。
ゲージを製作する上では精度確保や安全性といった観点からできる限りエッジやピン角を無 くした設計にすることが重要です。上図の例ではピン角形状を無くしストレート部に置き換 える様に、実際の現場作業のことを考慮した設計を行うことが重要です。